顔にできた赤いシミをがんセンターで生検してもらうと、日光角化症という病名で、数年後にはガンになるとのこと。
担当医から提案されたのは、手術にするかぬり薬にするかと治療方法の選択だったのです。
手術は傷跡が残るとのことだったので、塗り薬で治療することに決めたのですが、9割くらいの高頻度で患部や周辺の皮膚に副作用がでるとのこと。
治療に使う塗り薬は、ベセルナクリームというイミキモド配合の軟膏です。
治療中の皮膚がどのようになっていくのか、写真付きで経過を紹介します。
イミキモド配合ベセルナクリーム
日光角化症の原因は、紫外線です。ここ数年のことではなくて、若い頃から顔に浴びた紫外線の害の成れの果てですね。
赤いシミのうちなら、まだ悪性ではないけれど、放置するとガンになってしまうガンのタネなので治療が必要なんです。
初期段階ならイミキモド配合の軟膏でキレイに治せるとのことだったので、がんセンターで処方されたベセルナクリームを塗り始めました。
ベセルナクリームは市販薬ではなく、医師の処方箋が必要な薬です。作用が強い薬のようで、使用方法が細かく指定されています。
適量を1日1回、週3回で4週間ぬります。就寝前にぬって起床後石けんと湯水でキレイに洗い流します。
連続使用や、長期使用してはいけない薬なんです。薬を塗ったまま日光にあたると炎症をおこすことがあるので、就寝中に塗るのです。
ぬり忘れや、連続使用を防ぐために使用カレンダーが付いていました。
まず、4週間ぬってみて治れば終了ですが、治らなかったら4週間お休みしてから、4週間ぬることになるのだそう。
処方してもらった日の夜からぬり始めました。
薬がしみ込むまですり込みます。
赤いシミの周辺の細胞もガン化しやすくなっているので、シミの周辺にも塗ります。
ぬり終わったら、手指についた薬を必ず石けんでキレイに洗い流さないといけないとのこと。かなりきつい薬なんだと想像できました。
ベセルナクリーム治療1週間目の赤いシミの画像
9割の人に副作用が出るとのことだったし、使用方法の制限が多いので、一晩ですごいことになってしまうのかと思っていました。
ベセルナクリームをぬって就寝した翌日の写真です。
1回目は、ぬった後のシミの変化はありませんでした。
2回目もほぼ変わらずです。
3回目は、少し赤みが強くなったかなという感じで、そんなに変わった様子もなかったです。
痛み、かゆみ、しみるなども一切なく、塗ったところがベタっとするくらいのことでした。
劇薬かと思っていたのですが、ゆっくりと作用するみたいですね。
ベセルナクリーム治療2週間目の赤いシミの画像
ベセルナクリームをぬって2週間目に、少し皮膚の様子か変わってきました。
4回目にぬった翌日はシミの赤みが強くなっていました。シミの周辺にも薬をぬっているのだけど、周りの皮膚は変化なしです。
5回目になると、少し盛り上がったような感じになってきました。
6回目では、生検で皮膚組織をとったときの傷跡あたりの赤味が強くなってきました。
いよいよ、皮膚表面がグジュグジュになってくるのかなぁ・・・
薬を塗ったところがケガをしたときのようにグジュグジュになってから、かさぶたになり、そのあとツルンとした肌になるんだそう。
ですが、この調子だと1コースで終わらない気がしてきました。
ベセルナクリーム治療3~4週間目の赤いシミの画像
ベセルナクリームを塗るとすり傷のようになるので、驚かないでくださいと言われていたのですが、3週目、4週目と塗ってもそれほどひどくなりませんでした。
個人差があるとのことで、私はあまり副作用がなかったようです。
1ヶ月目の最後の塗り薬を塗った翌日の画像です。ザラザラしていた皮膚表面が少しつるっとなっていました。
ベセルナクリームを1ヶ月間塗った後に診察を受けます。
1ヶ月以上続けて塗ってはいけない薬なので、1ヶ月間休んだ後の診察で、2コース目の治療をするかどうか決めることになりました。
治療期間中はメイクは控えるように言われていましたが、休んでいる期間中はメイクをしてもOKとのことでした。
薬を処方してもらった薬局で、薬剤師さんから「スキンケアもしないでください」と、言われていたんです。
なので、シミの部分を大きめに避けて、天然由来の美容液だけにしていました。肌が乾燥しやすい時期だったので、ちょっと辛かったですね。
一ヶ月間薬を休んだ後の赤いシミの画像
ベセルナクリームを1ヶ月間休んでいる間に、シミの赤味がとれて目立たなくなっていました。
治療は終了かと期待していたのですが、診察の結果、治療を継続した方がよいとのことで、塗り薬治療を1ヶ月間継続することになりました。
皮膚の移植手術なら、二週間ほどで傷が癒えるので早いのですが、塗り薬治療だと長くかかりますね。
ベセルナクリームは、1日おきに週に3回、就寝前に塗って起床後に洗い流さないといけないので、うっかり忘れそうになります。
まとめ
日光角化症の治療薬として、がんセンターで処方された塗り薬は、ベセルナクリームというイミキモド配合の軟膏です。
副作用がきつい薬のようで、顔がひどいことになると医師から言われていましたが、私はそれほどひどくなりませんでした。
治療中の肌がどんなになっていくのか、肌変化の様子を写真で紹介しています。
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