脳梗塞 回復期リハビリ病院への転院体験!治療や患者の心理状態は?

脳梗塞の急性期を脱したら回復期のリハビリ病院に転院することになりますが、初めての経験で、本人も家族も戸惑うことが多いですね。

高齢の義母が、脳梗塞で救急入院し、26日間の急性期治療後、回復期リハビリ病院へ転院したときの体験をまとめました。

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脳梗塞 回復期リハビリ病院に転院

脳幹梗塞を発症し、救急入院した92才の義母は、後遺症による左半身の麻痺で、左手が自由に使えず、左足も動かず自力で歩行したり起き上がったりすることができなくなりました。

入院直後の検査で、3週間ほどの入院との診断を聞いて、その後は自宅へ退院できると思ったのですが、3週間は急性期病院で診られる期間だったことが、その後すぐに分りました。

救急入院したのが12月31日でしたが、1月下旬には転院、遅くても2月上旬には転院しないといけないとのこと。

なぜなら、回復期リハビリ病院に入院できるのは、発症から2ヶ月以内と定められているからなんです。

2ヶ月なんて、あっという間に過ぎてしまうし、受け入れ先のベッドの空き状態や転院手続きもあるので、早急に転院先を決める必要がありました。

入院10日後には、紹介されたリハビリ病院の中から、転院先を選択して転院手続きをお願いしましたが、希望した回復期リハビリ病院の病棟の空きがないとのこと。

2月になっても病棟の空きがなければ、別の病院を探すことになるかもしれない状態に。

転院希望の病院からの連絡待ちになり、数日後に回復期病棟の空きがいつになるか分らないので、療養病棟で調整させてもらえないかとの連絡がありました。

回復期病棟と療養病棟の一番の違いは、リハビリを受けられる時間が違うことでした。

回復病棟は、午前午後で計3時間、療養病棟は、午前午後で計2時間のリハビリとのこと。

ただ、転院希望の病院は、他の回復期リハビリ病院よりリハビリの時間が長いとのことで、療養病棟でも別の回復期リハビリ病院のリハビリ時間と大差ないようでした。

回復期のリハビリ可能日数は、発症から180日と決まっており、どちらの病棟に入っても、最高180日までなんです。

また、回復期病棟は、発症から180日を過ぎると退院しなければなりませんが、療養病棟は、リハビリはなくなるけれど入院は継続できるとのこと。

リハビリ期間終了後は、自宅へ退院させるつもりでしたし、高齢の義母には3時間ものリハビリは体力的に無理だろうと、転院調整ができる療養病棟に決めました。

発症後2ヶ月以内、リハビリ期間は発症後180日までと、期限が限られているので慌ただしい選択となり、救急入院から27日目の朝、転院しました。

この選択が正しかったのかどうか、不安は少しありましたが、家族が不安を見せると本人はもっと不安になるので、「良い病院だから大丈夫だよ。」と、励ましながらの転院でした。

脳梗塞 回復期の治療やリハビリは?

急性期で入院した大学病院から、治療の引き継ぎデータを全て用意してくれたので、投薬治療を引き継ぎながら転院先でも検査を実施して病状に合わせた治療となります。

転院したその日に検査が行われた後、医師や看護士、ケアマネージャーとの面談、リハビリの説明などが家族との面談で午後3時くらいまでかかりました。

回復期のリハビリは、自宅への退院、職場への復帰を目指すリハビリなので、日常生活に近づけた入院生活になるようです。

普通の病院だと、一日中パジャマですが、朝起きたら、日常着に着替え、パジャマでいるのは夜の就寝時間だけです。

転院前の急性期病院では、点滴をしながらリハビリを受けている患者もいましたが、回復期リハビリ病院では点滴をしながらの患者は見かけませんでした。

食事は病室ではなく、食堂で介護を受けながら食べます。できるだけ、自分でできることは自分でするという体制ですね。

リハビリ室では多くの患者がリハビリを行っており、活気があります。

義母のリハビリは、午前1時間の理学療法、午後1時間の作業療法が行われることになり、身体の状態を診ながら細やかなリハビリとなりました。

リハビリに使う器具や道具の種類も多く、段差のある自宅を想定したスペースなどもあり、急性期のリハビリと回復期のリハビリの違いを感じました。

医療も病院によって専門性を充実させているんですね。転院してみて初めて、転院の必要性を理解できたように思います。

転院して10日ほどになりますが、義母の左半身も、少しずつ動きやすくなってきており、ベッドから自力で起き上がることもできるようになっています。

自宅へ退院できるまでには、まだまだ日にちがかかりそうですが、転院して良かったです。


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脳梗塞 回復期の患者の心理状態

突然、脳梗塞で倒れた義母は、「なんでこんなことになったんやろ。情けない。」と、麻痺して動かなくなった手足が悔しくて情けなくてたまらない様子で、入院当初は暗い顔をしていました。

このまま動かないのか、寝たきりになってしまうのかと、不安で眠れずふさぎ込んでいましたので、完全看護で付き添いは必要なかったのですが、毎日欠かさず行くようにしました。

午前中は私、午後は義姉と、できるだけ誰かが側にいる時間を作るようにし、麻痺した部位はさするだけでも良いと理学療法士の方に教わったので、手足をさすってあげたりもしていました。

急性期病院で、点滴が外れ、リハビリで少しずつ手足が動くようになってから、少しずつ笑顔が戻ってきました。

実は、急性期病院のリハビリで、少しずつ回復していたので、ずっとこの病院に居たい、ここで治療して自宅へ退院したい、という思いが強く、回復期リハビリ病院への転院は不安で怖いと、転院間際にはこぼしていたんです。

高齢の義母にしてみれば、そんな恐怖心があるのが当然ですよね。

ですが、転院した翌日には、「ここへ来て良かった。」と、笑顔が戻りました。そして、リハビリによってできることが少しずつ増えてくることが励みになり、ベッドでも自発的に指の運動をしたりと、回復に向けて積極的になりました。

転院して一週間後のこと、「あんたもいそがしいやろ。毎日来なくても良いよ。」と、救急入院後初めて、言ったのです。不安が取れたのでしょうね。

「リハビリ頑張って、早く家に帰ろうね。」と、義母も家族も前向きになれました。

まとめ

現在、義母は、回復期リハビリ病院で、自宅での自力生活復帰に向けてリハビリ中です。

脳梗塞で後遺症が残ると、本人も家族も生活が一変しますが、症状に合わせた治療やリハビリを受けることで、少しでも負担が軽くなることを願っています。

病状や後遺症の程度は、人により違いますが、なにかの参考になれば幸いです。

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