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脳梗塞 急性期の治療・転院先の選択・リハビリ方法【体験談】

脳梗塞リハビリ体験談

年末に義母が脳梗塞で倒れました。家族が突然、脳梗塞で倒れると、ほんとに慌てます。今まで知らなかったことが多すぎるのに、治療が始まったばかりで転院の話?

おそらく、ほとんどの方が予備知識などないまま、急展開に戸惑うのではないかと思います。地域によって病院事情が違いますが、参考になれば幸いです。

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脳梗塞 急性期の治療は時間勝負

92才の義母が脳梗塞で救急搬送されたのは、大晦日の朝でした。

自分で歩くことはできていたのですが、足腰が弱っていたのですが、「足が動かない。歩けない。」の訴えに、過去の圧迫骨折が悪化したのかと思いました。

ですが、喋っている言葉がおかしい。ろれつが回っていない。

これは、いつもと違う。脳になにか異常があったのでは? と、入院したことがある総合病院に電話をしました。症状を話したところ、「当院には脳外科の医師がいないので、救急病院で受診するように。」と・・・。

救急病院に問い合わせると、来院しても何時間待ちになるか分らない。救急車で来院してもすぐには診察できないとのこと。12月31日でしたから救急患者でごった返していたようです。

どちらにしろ、救急車じゃないとダメだ! と、救急車を呼びました。救急隊員に症状を説明すると、やはり脳の病気の疑いがあるとのこと。

大学病院で受け入れできるか問い合わせしながらの救急搬送となりましたが、幸いにも大学病院で受け入れてもらえました。

あとで分ったことですが、救急車で直接、大学病院へ搬送されるのは珍しいらしいです。

おかげで、発症から1時間以内に検査を受け、点滴治療が開始されました。

義母は、脳幹梗塞を発症していたのですが、脳梗塞や脳出血の治療は、発症から治療開始までの時間勝負!治療開始が遅れるほど、麻痺などの後遺症がひどくなるとのこと。

小さな血管が詰まっているだけでしたが、場合によっては広がる可能性があるので、進行しないように点滴による投薬治療がすぐに必要だったのです。

おかしいと気付いたときは、自家用車やタクシーでなく、救急車でできるだけ早く病院へ行くことです。

脳梗塞 急性期からの転院に戸惑う

母が脳梗塞で救急入院し、治療が始まってまもなく言われたのは、転院のことでした。

えっ!?入院したばかりなのに、転院の話? ここでずっと治療してもらえないの?

入院時の検査で、3週間ほどの入院になると言われ、軽くて済んで良かったと、ホッとしたのも束の間、転院先を探さないといけなくなったんです。

年末年始なので、検査やリハビリ治療は年が明けて4日から開始するとの説明に加えて、およそ3週間くらいの入院で、その後は回復期病院へ転院してリハビリになるとのこと。

転院先を探すといっても、どんな病院があって、どこが良いのかさっぱり分らない。

転院の話が出た瞬間に、うろたえました。

ですが、その後、担当のソーシャルワーカーの相談員を紹介され、転院先候補の病院を提示してくださったんです。

大きい総合病院だと、医療関連の総合サポートセンターがあるので、分らないことや困ったこと不安なことなど、なんでも相談できる相談窓口があるんですね。

転院先との連携や自治体との連絡、退院後の生活など、分らないことは何でも聞いてくださいとのことで、一安心しました。

個人病院だと、ソーシャルワーカーが居ないこともあるようですが、大学病院で良かったと思いました。

転院先候補は3つ

  • 医療が充実したA病院
  • リハビリ専門のB病院
  • リハビリ専門のC病院

いずれも、急性期を脱した患者を受け入れ、回復期リハビリを行う病院ですが、C病院は遠いので、A,Bどちらもダメだったときの第三希望。

回復期リハビリ病院は、発症から2ヶ月以内でないと受け入れができないとのことで、しかも空きが少ないため、2ヶ月以内に転院できそうにないなら、他を探さないといけないんです。

第一希望がダメなら、第二希望、第三希望の病院をあたって、それでもダメなら、他を探すことになるんです。

なので、早急に決める必要がありました。

何の情報も持っていなかったので、ネット検索で病院のホームページをリサーチ。でも、表面的なことしか分りません。

それぞれの病院の評判を調べてみましたが、雇用体制の評価はあるものの、入院体験の評判はほとんど得ることができませんでした。

そこで、友人知人に頼ることに!「実は、おばあちゃんがね・・・。で、A病院か、B病院のこと知らない?」と、数人の知人に尋ねてみました。

すると、居るもんですね!両親や親戚が入院していた知人や、介護ヘルパーしている友人たちから、病院情報が集まりました。

リアルネットワークのありがたさを感じました。

当初は、医療重視で医療が充実したA病院を候補にしていたのですが、リハビリ専門のB病院に決定しました。

選んだポイントは以下です。

  • 病室が明るく広い
  • スタッフが多く行き届いている
  • リハビリ時間が多い
  • 介護設備が整っている
  • 嚥下障害の治療もできる
  • 自宅からあまり遠くない

義母は、脳梗塞の後遺症で嚥下障害もあったので、嚥下障害の治療ができることも条件の一つでした。

12月31日に入院し、第一希望の転院先を決めたのは1月9日。あとは、空きがあるかどうかで転院日が決まることに。

転院先との連携や転院手続きは病院がしてくれるので、助かりますね。


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脳梗塞 急性期のリハビリ方法は?

脳梗塞の後遺症で、左半身が麻痺しほとんど動かなくなった上に、92才と高齢の義母は、リハビリ病院への転院が不安でたまらない様子。

大学病院での急性期リハビリで、少しずつ手の指が動くようになり、歩行器に身を預ければ100mくらいは歩けるようになっていたので、このままこの病院に居たいと。

でも、医療関連の決め事で、転院しないとダメなんです。急性期病院のリハビリは、手術後のリハビリや病状が安定するまでのリハビリまでしかできないとのこと。

寝たきりになったり、現状より悪化するのを防ぐためで、退院して社会復帰する目的のリハビリではないのだそうです。

リハビリスタッフも少なく、患者1人に対し、1日30分のリハビリが精一杯とのこと。義母のリハビリも、麻痺した部位のマッサージがほとんどで、最後に歩行訓練100mほどでした。

ほとんどの患者が1ヶ月以内に退院・転院していくので、最後まで診ることはないのが、ちょっと寂しいかなって、理学療法士の先生が呟いていました。

名前を覚えて親しくなった頃に、退院して居なくなっちゃうんですって。

まとめ

救急入院した病院によって、対応が違ってくると思いますが、急性期には急性期の治療とリハビリが必要で、安定したらリハビリ専門の病院で回復期のリハビリをすることになります。

回復期の病院へ入院できるのは、発症から2ヶ月以内。回復期リハビリが受けられるのは、発症から180日です。

入院直後から、色々と選択を迫られますが、転院先など早めに決めて、入院できないなんてことにならないように動くことが必要ですね。

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