インフルエンザにかかったら家族に感染させないように、自宅療養の過ごし方も注意が必要になりますね。
高齢者や小さいお子さんがインフルエンザにかかると重症化しやすいですし、肺炎を併発してしまうこともあります。
できるだけ家族に感染させないように、インフルエンザにかかったら自宅療養で気をつける事をご紹介します。
インフルエンザにかかったら家族に感染する?
家族の一人がインフルエンザに感染してしまうと、家の中はインフルエンザウイルスの巣窟状態になるので感染率がとても高くなりますね。
家族全員に感染してしまうことも多いですが、同じ環境に居ても感染しない家族もいます。
抵抗力や免疫力が低下していたり、高齢者や小さいお子さんは感染しやすく重症化してしまうので、注意が必要です。
インフルエンザワクチンを接種しておくと、かかっても軽くすむ場合が多いので、予防接種をしておくことも必要ですね。
ちなみに、我が家は92才の義母とサービス業に従事する息子のみインフルエンザ予防接種をしました。
はてさて、予防接種をしていない家族はどうなるか様子を見てみたいと思います。
インフルエンザにかかったら自宅療養の過ごし方は?
インフルエンザにかかったら、病院を受診して薬を処方してもらい、薬は最後まで飲み切ることは鉄則ですね。
そして、睡眠をしっかりとり休養することです。
熱が高く食欲がないときは、無理に食べなくてもよいので、スポーツ飲料などのイオン飲料で水分を補給しながら睡眠をとりましょう。
家族への感染を避けるために、一人で休める部屋を確保して、家族との共用スペースは最小限の利用にしましょう。
咳やくしゃみで唾液が飛沫すると、家の中にウイルスが拡散するのでトイレなどの共用スペースを利用するときはマスクをした方が良いです。
トイレのドアノブなどにウイルスが付着していることも多いので、家族は石けんで丁寧に手洗いすることも感染防止になります。
インフルエンザウイルスは、石鹸やアルコール消毒液に弱いので、アルコール消毒液を常備しておくのも対策になります。
家事全般を引き受けている主婦がインフルエンザにかかったら、全く家事をしないわけにもいかなかったりしますが、できれば家事は全てやらずに休養した方が良いです。
インフルエンザ患者が調理した食事より、テイクアウトのお弁当の方が良いですものね。
インフルエンザ療養に適した湿度や温度は?
インフルエンザにかかった家族を隔離できる部屋がない場合はもちろん、隔離できる部屋が用意できる場合でも、部屋の環境で感染予防できます。
実は、インフルエンザウイルスは、一定の湿度や温度以上で死滅すると言われています。死滅するというというか、活動しなくなるんです。
温度21~24度、湿度50%に保つと、6時間後にウイルスの生存率は、3~5%になるとの報告があります。
さらに、温度32度、湿度50%の環境だと、6時間後にはウイルス生存率はゼロになるとのこと。
室温32度だと、かなり暑いのでここまで温度を上げると、逆に過ごしにくいですけどね。
また、インフルエンザウイルスは、空間中に放置状態ですと1日で自然に死滅するので、換気をすることでも部屋に浮遊するウイルスを追い出すことができます。
ただ、換気をすると温度や湿度は下がってしまうので、共有スペースの場合は微妙ですね。
エアコンや温風ヒーターは、部屋の温度は上げられますが、湿度は下がり乾燥するので、インフルエンザ流行時期には加湿器の併用がオススメです。
バスタオルなどを濡らして部屋に干しておいたり、鍋ややかんでお湯を沸かす事でも湿度を上げることができます。
我が家では、石油ストーブを愛用しているので、常にやかんをかけています。
小さいお子さんがいるご家庭では、石油ストーブは火傷などの心配もありますけど、石油ストーブも良いですよ。
インフルエンザウイルスは口や鼻から体内に入って、体内で活性化してしまうので、濡れマスクで侵入口を覆うのも、ある程度の感染防止になります。
インフルエンザにかかったらお風呂で移る?
インフルエンザにかかっていても、熱が下がり体力が戻ってきたらお風呂に入りたいですよね。
そこで気になるのが、お風呂を共用する家族に移らないかってことです。
ここで思い出してほしいのが、前述のウイルスが死滅する湿度と温度です。
お風呂って、温度も湿度も高いので、ウイルスが死滅する環境になっているんです。
なので、インフルエンザはお風呂では感染しにくいのです。
少しでも、条件をよくするために、浴室の窓は閉め切り、換気扇はOFFにして入ると良いですね。
それでも完全とはいえないので、家族のみんなが入ったあと、最後のお風呂に入るのが望ましいです。
まとめ
いかがでしたか?
家族の一人がインフルエンザにかかってしまうと、家族感染することが多いので、高齢者や小さいお子さんは、予防接種をしておいた方が安心です。
家族感染を防ぐために、一人で休養できる部屋の確保や、部屋の湿度や温度の設定も可能な限り取り入れると良いです。
一家の主婦がインフルエンザにかかったら、自宅療養も難しいですが、家族の理解と協力で家事を休んで、しっかりと休養するようにしましょう。
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