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脳梗塞のリハビリ方法!ベッドでできる手や足の訓練【体験談】

脳梗塞リハビリ体験談

脳梗塞のリハビリ方法も回復期リハビリテーション病院では、より細やかな指導になります。

義母が脳梗塞で倒れ、救急入院してから約1ヶ月で、回復期リハビリ病院へ転院しました。急性期の病院に比べて、リハビリの時間が長くなるだけかと思っていましたが、義母の状態に合わせて訓練の内容が細かいなぁと感じます。

高齢なので、無理をしすぎないように休憩を挟みながら進めてくれるのですが、リハビリ時間が長くなったとはいえ、一日中しているわけではありません。

そこで、義母が自発的にベッドでやっている手や足の運動を紹介します。

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自分でできる脳梗塞のリハビリ方法

自力でベッドから起き上がったり、立ったり歩行したりすることができない状態でも、ベッドで横になったまま、手や足の運動くらいはできます。

毎日、少しずつでも運動時間を増やすことで、麻痺した手足の回復も早くなるように思います。

本人に自発的にやる意欲がないと、なかなかできないのですが、一緒にやってみたり、できるようになったことを見てあげて励ますことなど必要と感じました。

「これ、できるようになった?」と、やってみせると、義母もやって見せてくれます。「できるようになったね!すごい!」と、褒めると、嬉しそうにして何度もやっています。

脳梗塞のリハビリ方法!手の運動

手のリハビリは、主に作業療法士さんが指導してくれています。リハビリ指導では、効果的に訓練ができるように様々な道具を使いますが、道具がなくてもできる訓練もあります。

義母が自発的にやっている、横になったままできる指の運動は下記のような運動です。

  • お手玉を握る
  • グー、チョキ、パー
  • 指を順番に折って伸ばす
  • 親指と他の指先を合わせる
  • 親指を縦方向に動かす
  • 親指を横方向に動かす

お手玉を握る

お手玉を握る運動は、急性期病院で理学療法士さんに教わった方法です。

まだ、指の力が全然ない時期は、手の中にお手玉を握っているだけでも良いとのこと。少し握る力が付いてきたら、お手玉を強く握ったり緩めたりの運動をします。

ベッドで、横になったままでもできるのですが、落としてしまうと拾えないので、最初はほとんど自発的にすることは難しかったですね。なので、付き添っているときに、握らせてあげていました。

リハビリ訓練で、腕が動くようになってからは、落としたら自分で拾ってやっていました。

グー、チョキ、パー

脳梗塞の後遺症で、指に力が入りにくく、握りしめたり開いたりするのが難しくなります。グー、チョキ、パーの運動もふんわりとした感じでしかできず、特にチョキは難しいですね。

健康な人には簡単な動きですが、麻痺してしまうとなかなかできません。それでも根気よく練習していると、チョキもできるようになりました。

指を順番に折って伸ばす

親指から順に、指を1本ずつ折っていき、小指まで折ったら小指から順に開いていきます。この運動を3往復くらいします。

簡単な動作なのですが、指が疲れてできなくなったところで無理はしないようにしています。義母は92才と高齢ですから、少しずつです。

親指と他の指先を合わせる

親指と他の指の指先を合わせる運動で、人差し指の指先から順に合わせていきます。小指までやったら、薬指から順に人差し指まで戻ります。

この運動も3往復くらいやっていますが、小指を合わせるのは難しいですね。

親指を縦方向に動かす

指を動かすには、親指の付け根周辺の筋肉の力が重要とのこと。

下の写真のように親指を縦方向に立てたりたたんだりして親指を動かす運動をやります。

簡単にできそうに思いますが、麻痺しているとこの運動も難しいですが、使わないと筋肉に力がつかないので、意識して動かします。

親指を横方向に動かす

親指の付け根周辺の筋肉を鍛えるために、横方向に動かす運動も必要です。

下の写真のように、親指を横方向に開いたり閉じたりの運動で、筋肉に力をつけます。

健康なときなら、意識しなくてもできる手の指の動きも、脳梗塞で麻痺してしまうと意識して動かすのもなかなかできません。できないことが情けなくなったり、歯がゆくなったりして、やる気をなくしてしまうこともあります。

目に見えて回復しないと、本人は諦めがちになることもあるので、少しの進歩でも「力が強くなってきたね。」「早くできるようになったね。」などと、家族も励ましています。認めてあげるって大事だなって感じます。


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脳梗塞のリハビリ方法!足の運動

自力で立ったり、歩行したりのリハビリ指導は、主に理学療法士さんの指導です。起きて行う訓練が多いので、ベッドに横になったままできる運動は限られていますね。

回復期リハビリテーション病院では、朝起きたら日常着に着替えるので、普通の病院のように一日中パジャマで過ごすわけではありません。

そして、できるだけベッドに横になる時間を減らして、車いすで良いので座っている時間を多くするように言われていますが、高齢の義母はそれもあまりできません。

ベッドに横になったままやっていることは、下記のような運動ですが、かけ布団の重みでなかなかできないようです。自分でかけ布団を動かすことができないので、布団をきたままやっていますからね。

  • 膝を曲げたり伸ばしたりする
  • 足の甲を伸ばしたり曲げたりする
  • 足を持ち上げる

自分で起き上がって、イスに座れるようになったら、足踏みをしたり、床に踵を付けたままとか足の付け根から持ちあげた状態で、足の甲の曲げ伸ばしなどもできるんですけどね。

自分で歩行器に捕まることができるようになったり、手押し車や杖で歩行できるようになった患者さんは、リハビリ訓練以外の時間にも廊下を歩いたりなどやっているようですが、介護士さんに付き添ってもらっている方も多いです。

まとめ

自分でできる脳梗塞のリハビリ方法は、他にも色々とあると思いますが、義母のリハビリ訓練に付き添ってみて、自力でできそうな運動を紹介しました。

脳梗塞の回復期リハビリ病院では、職場への社会復帰や、自宅での日常生活への復帰に向けて、様々なリハビリ訓練を受けることができます。

リハビリが受けられる期間や時間には制限があるので、リハビリ指導の時間以外にも自発的にできる訓練をした方が回復も早くなるとのことです。

動かないからと使わないでいると、筋肉が硬くなってしまい、ますます動かなくなるので、無理をしすぎないように積極的に動かすことですね。

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