約90%の方が乗り換えを検討している電力自由化ですが、小売事業者も多く、料金プランにも差があるので決め兼ねている方も多いですね。
今回は、我が家のライフスタイルに合う電力自由化の体験や、メリット・デメリットなどについて紹介しています。
よく似たライフスタイルのご家庭の参考になれば幸いです。
電力自由化がおすすめなライフスタイル
電力自由化を導入するかどうかは、ライフスタイルに合うプランを選ぶことが重要です。
一例として我が家のライフスタイルを紹介します。
家族:4人(高齢者あり)
契約種別:従量電灯A
電気料金:月平均(約)25,000円/月
台所や風呂は、ガスを利用しているので、オール電化ではありません。
家族4人の内、2人は常時家に居るので、昼夜を問わず電気を消費しています。
冬場、夏場は、3部屋のエアコンが朝から夜中まで稼働しているので、30,000円を超える月も数ヶ月あるのです。
電気、使いすぎでしょ!と言われそうですが、照明器具はLEDに変え、エアコンも省エネタイプに変えたんですけどね。
何に電気代がかかっているのか不思議なほど、電気代が高い家庭なんです。
そこで、「でんき」の購入先を利用中のガス会社「伊藤忠エネクスホームライフ」に切り替えることにしました。
切り替えることで、月に2,000~3,000円程度、電気料金が安くなるんです。
年間で30,000円前後安くなるので、切り替えない選択は考えられませんでした。
電力自由化のメリットとデメリット
電力自由化は、ライフスタイルや小売の電力会社によってメリットとデメリットがあります。
電力自由化のメリット
- 電気料金が安くなる
- 抱き合わせサービスで安くなる
電気料金が安くなるのは、平均で月当たりの使用量が121kwh以上の家庭です。
120kwh以下の場合は、電気料金の割引がないので、わざわざ切り替える必要はありません。
電気使用量が多いほど、割引率も高くなりお得になります。
また、小売電力会社によって、抱き合わせサービスで安くなる場合があります。
伊藤忠エネクスですと、ガス代が月に108円割引になります。
通信業者だと、スマホの利用料金が割引になるところもありますね。
例えば、auですとスマホの利用料金が最高5%割引になるようです。
ただ、抱き合わせサービスの割引だけで、電気料金は今までの料金とほぼ同じ小売電力会社もあるので、割引料金のプランはしっかり確認が必要です。
電力自由化のデメリット
- 解約違約金がかかる小売事業者もある
- オール電化割引はない
- 夜間割引サービスはない
電力会社を乗り換えてみたけど、メリットがなかったので別の電力会社に乗り換えたいという場合も出てくると思います。
そんな場合に、解約違約金が発生する小売電力会社もあります。
東京電力、関西電力などの地域の電力会社には、オール電化割引や夜間割引サービスなどのプランがありますが、小売電力会社のほとんどがこれらのサービスはありません。
ですので、オール電化割引や夜間割引サービスを利用している家庭では、乗り換えると逆に料金が高くなる場合があります。
電力自由化の仕組み
でんきを購入する電力会社を変えると、でんきの品質が落ちるのでは、と思っている方が多いようです。
電力を様々な会社から購入できるようになりますが、直接その会社の発電所から電線を引き直して購入するわけではありません。
小売電力会社の中には、発電所を持っている事業者もありますが、小売電気事業者や電力会社の発電所で作った「でんき」は、卸売市場を通じて送配電会社から送電されます。
送配電会社は、地域の電力会社ですので、今まで使っていた電線で届くんです。
工事が必要な場合もありますが、料金メーターの無料交換だけでした。
ですので、電力会社によってでんきの品質が違うとうことはないのです。
お隣が停電すれば、自分の家も停電します。
電力自由化はどこがいい?
電力自由化を利用するなら、小売電力会社はどこがいいのか選別に迷いますよね。
我が家の場合は、ガスを利用していたのでガス会社の小売電力事業に乗り換えました。
少しですが、ガス代も安くなるし、既に利用している会社なので安心感があったのも、切り替えを思いつくキッカケになりました。
全国展開で長年の実績がある会社なので、信頼性も高く倒産の心配もないですからね。
契約している電力事業者が倒産した場合には、別の電力会社に変えないといけないので、煩わしいですから大手の会社が良いかと思います。
ガス会社、通信会社、自然エネルギー会社、不動産会社などが小売電気事業者をやっているので、料金プランや抱き合わせサービスなど、合うところを選ぶと良いです。
- 電気料金プラン
- 抱き合わせサービス
- 解約違約金の有無
最低でも、これくらいはチェックしておくと良いです。
ちなみに、伊藤忠エネクスホームライフは、我が家の地域では、1年以内の解約の場合、事務手数料が必要なだけで解約違約金は有りませんでした。
関連記事:【電力自由化】電力会社を乗り換えると電気の品質が変わるの?
まとめ
いかがでしたか?
我が家の一例を元にした、電気自由化の検討情報でしたが、参考になることがあれば幸いです。
電気自由化を検討する場合は、ライフスタイルに合うプランを提供している小売電気事業者を利用すると良いです。
お得になることが何もなければ、切り替える必要はないです。
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