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自閉症児に言葉の訓練をする上で注意したいこと、やって良かった体験談

自閉症児の子育て体験談

自閉症の子供は言葉の獲得が遅い場合が多く、親にとって大きな不安になります。

私も、言葉さえ出れば普通になるような錯覚をしていました。待ち望んでいた息子の初語、意味のある言葉は4才の頃。叫び声でしたが「いくー」と、要求語でした。

でも、言葉さえあれば! と、思っていた時期には、考えたこともなかったことがあったのです。それは、教え方を間違えると、かえって邪魔になるということ。

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自閉症児に言葉の訓練をする上での注意点

言葉が出始めた息子は、その場に関係ないことを突然言ったり、独り言が頻繁になったりと、言葉があることで問題が出てきたんです。

そこで、私が息子の言葉を育てる上で気をつけたことは、大人になっても通用する言葉を教えること。特に、次のようなことを心がけていました。

  • 幼児語を使わない。
  • 大人扱いする。
  • ですます調で話しかける。

まだ、言葉を理解しているのかどうかも分らない時期に、幼児語を使わず、ですます調で声かけするなんて、他人行儀で冷たすぎない? と、思われるかもしれませんね。

でも、教えにくく、やっと覚えたことは変更しにくいところがあるので、それなら、将来的に使えることを教えたかったんです。

幼児語を使わない。

「まんま」「ねんね」「あんよ」などの赤ちゃん語を、まだ言葉が出ないからといって、2才、3才になった自閉症の子供に使うべきではないってこと。

自閉症の場合、教えてすぐに言葉を理解しないし、表出言語はさらに獲得が難しいのですが、一度覚えたことを変更するのも難しいところがあります。

初語はずっと先かもしれない。「まんま」などの赤ちゃん語が不似合いな年齢かもしれないんです。

それなら、どんな年齢になってもおかしくない、正しい日本語を教えた方が良いでしょ。

そんな風に思うようになったのは、次のような実例があったことを聞いたからなんです。

ある青年の話です。

難しい言葉より感覚的に分りやすい言葉で教えた方が分りやすいだろうと、「正解です。」と、答えるべきところを「ピンポーン」と、教えたんだそう。

正誤の理解ができるようになったと、成功したかに思えるのですが・・・。

その青年が就職したとき、上司に問われたことに対して、「ピンポーン」と、答えたんだそうです。

彼はそう教わってきたので当然の回答ですよね。

この青年の話は、言葉があることが逆に邪魔になった事例として、こんな大人に育てたくない! と、関わり方を考えるきっかけになったんです。

自閉症の人、全員できないというわけではないですが、場所柄をわきまえて言葉を使い分けるのは難しい場合が多いですから。

大人扱いする。

自閉症の子に関わるとき、実年齢よりも低い言葉かけや関わり方をしがちになりませんか?

それを回避して大人扱いで接することを心がけると、赤ちゃん語や幼児語をついつい使うことが減ってきます。

大人扱いする一番の方法は、名前の呼び方。「○○ちゃん」と、ちゃん付けで呼ばないこと。「○○さん」と、呼ぶことです。

さん付けが、しっくりいかなければ、呼び捨てでも良いです。

「○○ちゃん」と呼ぶのをやめてみると、関わり方が変わってくると思いますのでやってみてくださいね。

ですます調で話しかける。

私と息子の会話は、ずっと「ですます調」です。

なぜなら、自閉症の息子は、相手や場所によって使い分けることが難しいので、どこに行っても誰に対しても失礼や不都合がない言葉を身につけさせたかったからです。

このことは、3才半から通所していた発達障害児の通所施設で教わったので、言葉の理解力や話し言葉が全くない頃から、ですます調で言葉かけしていました。

親子なのに他人行儀だねって、言われたこともありましたけどね。なんと言われようと、子供の将来のためでしたから。

こんな感じで、将来通用する言葉を教えることを肝に銘じて、あれこれと試行錯誤しながら言葉の訓練をやっていましたが、幼少期に取り組んで良かったと思うことを紹介します。

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言葉の獲得に役だったと思うこと

どんなに声かけをしても言葉が素通りしていく感じで手応えがなく、何をすれば良いか途方に暮れていた3才頃に、やっていたことがあります。

  • 絵本の読み聞かせ
  • 童謡の歌い聞かせ

確証はありませんが、この2つは私の実感として良い取り組みだったと思います。

絵本の読み聞かせ

一緒に遊んでやろうとしても遊びに乗ってこないし、言葉かけも素通りする息子と関わる手段として、3才過ぎから絵本の読み聞かせをしました。

もちろん、始めた頃の彼は絵本に興味がないので、無理矢理という感じでした。

夜、寝る前に添い寝しながら、腕枕で抱え込むようにして読み聞かせていました。ほとんど見ていない状態で、早く終わらせようとページを捲りたがりました。

興味を持ち始めたのは、読み聞かせを始めて半年後でしたけど、その後、自分で絵本を選んで来るようにもなり、興味深く聞くようになったんです。

絵本の読み聞かせは、3才頃から10才頃まで続けました。

童謡の歌い聞かせ

童謡の歌い聞かせは、3才半頃から始めて、通所施設のバス待ちをしている時間に、車の中でやっていましたね。

狭い車内、他にすることがないので気が散らないという条件が良かったように思います。

童謡も最初は全く関心ない感じでしたが、半年くらいたった頃、「ちょうちょ、ちょうちょ・・・」と、彼が自発的に歌い出したんです。

やがて、通所施設で、「歩くジュークボックス」と言われるようになり、聞き取りにくかった彼の言葉が、聞き取りやすくなった時期と重なっています。

関連記事:自閉症の療育について体験記事一覧

まとめ

自閉症の言葉訓練、いかがでしたか?

言葉の獲得が難しい自閉症の子に、どうせ教えるなら将来使える言葉を教えた方が、教える苦労が1回で済みます。

一度覚えたものを変更したり、使い分けたりするのは、もっと難しいので、大人扱いを心がけていました。

子供には子供らしい言葉からとの反論もあるかとは思いますが、ひとつでも参考になることがあれば幸いです。

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